ごあいさつ

三重看護専門学校校長
三重看護専門学校長 今野信太郎

和顔愛語の精神を看護教育に活かす

本校は、平成16年(2004年)に開校以来、令和5年度第18期生まで延べ657名が卒業し、津市内の医療機関に397名、津市以外の県内では220名方々を輩出してきました。看護師国家試験100%合格も13回成し遂げたという実績もあります。今後も今まで培ってきた良き伝統を皆様には是非、受け継いでいって頂きたいと思います。
本校の教育理念は「和顔愛語」です。約3千年前、釈迦により説かれた説法ですが、この意味は「優しい顔つきと暖かい言葉」ということです。しかし、決して言葉づかいだけではなく「何者も受け入れる寛容な心と慈悲の愛にあふれた暖かい言葉」にあります。人は「利他のこころ」を備えるべきであるという言葉です。「自分だけが良ければ良い」と考えるのではなく、「自分を犠牲にしても他の人を助けようとする気持ち、周りのことを考えて思いやりの心を持つ」、つまり、病気や悩み、困難に苦しんでいる人々に手を差し伸べることができるような看護師に育って欲しいという願いも込めております。この精神に則って、「和顔愛語論」「人間関係論」「コミュニケーション論」など特色のあるカリキュラムが組まれております。普段の医療の中で、患者さんと人間的に最も接する機会の多いのが、看護職です。看護とは、あらゆる健康の段階にある人々に対して、その人らしく生活できるように援助する活動です。看護技術だけではなく患者さんに寄り添うことができ、人間性豊かな看護師育成を第一の目標としております。人々が健康的な生活を営み、その人らしく生きることを支援するために「和顔愛語」の精神を看護教育の中に生かしていくと共に、本校を目指す皆様と一緒にこの精神を受け継いで頂ければと思っております。

基本理念

和顔愛語

医療看護の対象は、あらゆる健康レベルにある人々であり、療養の場も多様化しています。
よって安全な医療を提供するために必要な専門的知識、技術を習得し、保健医療福祉システムの中で多職種と協働できる人材を育成します。
そして、人々が病気や苦難の中でも、その人らしい生活ができるよう「和顔愛語」の精神をもって、看護を実践できる看護師の育成を目指します。

本校の特色

1

看護師国家試験100%の合格をめざし、
1年次より対策を実施。

チューター制をとり、1年次から計画的に国家試験合格に向け、教員がサポートをしています。
また、全国模試や国家試験対策特別講義も効果的に取り入れています。

2

豊かな感性・人間性を育てるための
科目設定。

医療現場では、看護師としての基礎知識だけでなく幅広い豊かな人間性が求められています。本校では基礎分野の授業充実を図るため、講師陣もさまざまな専門分野から招き、魅力的な授業展開を行っています。
また、礼儀作法や茶道など、各種演習のなかからホスピタリティの心を学びます。

3

きれいな校舎、整った設備など
快適な学びの環境。

本校は平成16年開校で、快適に過ごせる新しい施設・設備が充実しています。校舎3階に上がると眼下に伊勢湾が見渡せ、中部国際空港(セントレア)も見えます。ちょっと疲れたときに海を眺めると、みなさんの心は癒されることでしょう。

4

特色ある施設での実習を通し、
専門知識を習得。

三重大学病院など津市を中心として、鈴鹿、松阪市内にある総合病院で実習を行います。
専門看護師や認定看護師など、専門能力を持った看護師のアドバイスを受け、実習展開に役立てることができます。

5

ボランティア活動で
地域の人々と心のふれあい体験。

「地域の人々との交流を大切にする」を教育方針に掲げ、学生は地域の人々との心のふれあい体験をします。実習病院や施設における行事への参加や献血などを通してポランティアの精神を学んでいます。

本校の特色

三重看護専門学校は平成16年開校。各設備も充実しており、学習環境も快適です。

玄関ホール
玄関ホール写真

広々としたエントランスホール。入って右側は津地区医師会館、左側が本校になります。

学生ホール
学生ホール写真

ゆったりくつろげる空間。Wi-Fiが完備され、学生たちの情報交換やおしゃべりの場として利用されています。

看護実習室
看護実習室写真

清潔感あふれる実習室。医療現場を想定し、充実した教育が受けられるよう最新の設備と機器が設けられています。

教 室
教室写真

日当たりがよく明るい教室内。長時間座っても疲れない椅子を採用しています。

図書室
図書室写真

文献検索用端末が整備され、専門書も豊富に揃っています。

情報処理室
情報処理室写真

パソコンを45台設置、インターネットに接続されています。